こんにちは!
申し込んでいた単独ライブに外れて、悲しみの底にいるハンナです!
今月もやってきました京都情報ブログ。
前回に引き続き、京都の近代建築をご紹介します!
今回フィーチャーするのは、趣があって個人的に大好きな「三条通」です。
具体的に言うならば、地下鉄烏丸御池駅のそば、大垣書店やスタバのある場所から、河原町通りに向かおうと歩くあたりのエリアです。
実は三条通は、江戸時代には、東海道の西の拠点として賑わいをみせた場所。
かつては京都のメインストリートだったため、今も多くの歴史的建造物が残っています。
三条通の一部(新町通~寺町通)は、京都市の「三条通界わい景観整備地区」にも指定されているそうです。
今回は、そのなかから特に3つ、西に位置している順にご紹介します^ ^
①みずほ銀行京都支店

こちらは、1906年に辰野金吾・葛西萬司によって建造され(その後解体)、2003年にレプリカ復元という形で再建された建物。
赤レンガに、窓周りや壁の白いライン、なんといっても辰野金吾という名前。見覚えのある方も多いのではないでしょうか?
そうです、あの東京駅を手掛けた名建築家です。1906年当時のオリジナルのものは、彼の「辰野式建築」初期のものとして数えられるそうです。
②中京郵便局(旧京都中央郵便局)

こちら、今も現役でばりばり稼働している、国内でも有数の歴史ある郵便局です。
この郵便局舎は、1902年に吉井茂則(逓信省)・三橋四郎によって設計されたもの。
三橋は、国内だけでなく中国やロシアで多くの領事館を設計していたり、日本初の体系的な建築書を書いたりした、建築界の重要人物。…にもかかわらず、国内に現存する彼の作品は実は僅か!ということで、こちら貴重な建物なんです。
➂旧日本銀行 京都支店

こちら、現在は「京都文化博物館 別館」として公開されていますが、1906年に日本銀行京都支店として竣工した建造物です。
赤レンガ、白のライン、青緑の屋根…。先程も見ましたよね?? 実は、最初にご紹介した建物と同じく辰野金吾と、その弟子・長野宇平治による設計なんです。
写真の角度では分かりづらいですが、三条通に対してシンメトリーな外装となっています。
1963年からは、国の重要文化財にも指定されています。
THE 明治の洋風建築!といわんばかりの赤レンガ建築3選。
いかがだったでしょうか??
私は、きっと幼少期に愛知の明治村(というテーマパーク的場所があります)に通いまくっていたせいで、こうした建物の雰囲気が好きで好きでたまりません。
言語化能力がないことが悔やまれますが、このハイカラな感じ、とても良くないですか…?
他にも、無彩色の洋風建築や町家などいろいろな様式の建物が入り乱れていて素敵な三条通ですが、ぜひ赤レンガ建築にも目を止めてみてください♪
そしてなんとなんと!!
9月25日からは、京セラ美術館で「モダン建築の京都」という展示がはじまりますー!
モダン建築の京都 | 京都市京セラ美術館 公式ウェブサイト (kyotocity-kyocera.museum)
もっと京都の建築の魅力をたっぷり知れると思いますので、こちらもぜひ!!
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
(執筆にあたり、建造物付近の解説看板や京都新聞(https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/34573)等を参考にさせていただきました。ありがとうございました。)