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【うかの好きなものブログ】

更新日:2021年6月13日

みなさんこんにちは!

就活があとは最終面接一社を残すのみとなりました、うかです!

今日はみなさんお待ちかねの私の好きなものについて語りますよ〜!!!


私が好きなものはなんといっても本です!

特に小学生の頃は、親と担任から読書禁止令が下るほど(本の読みすぎで学業に支障が出たため)本を読んでいました。

本は私の親友で、支えで、お守りで、かけがえのない存在です。

好きと言う言葉では語れないくらい、すごくすごく大切なものなのです。


そんな私がこれまで読んできた本の中で特に素敵だと思う場面やセリフをいくつか処方箋という形でご紹介したいと思います。

いつかみなさんの不安な時の安定剤になったり、クスッと顔を綻ばす材料になったり、強くあるための自信になったり…この言葉たちがなにか、みなさんにとって良いものを運んでくれることを願います。



【なんだか疲れてしまったら_心がふわっと軽くなりじんわり温まるお薬です_】

書籍:おやすみなさい、また明日

作家:凪良ゆう

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「泣くのはストレス発散になるんだって」

朔太郎が言った。

「だから、変に我慢しなくていいんだって心療内科の医者が言ってたよ。いつも笑顔でとか、暗いことは言っちゃいけないとか、よく考えたらおかしいよね。というかできないよね。俺らってそんなもんだけでできているわけじゃないんだから。」

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私たちは常に合理主義の明るさに迫られています。

「泣いてる暇があったら頑張ろう、自分を磨こう、感謝しよう」

もちろんその方がいいけれど、でもいいことだからって全て飲み込んだらそのうち溢れてしまいます。

だって、私たちは綺麗なものだけでできているわけじゃないから。

全ての行動や言葉が明るく前向きである必要はないと思います。

たまには弱音を吐いても、暴れても、泣いてもいいじゃない。

そんな言葉を自分にも、身近な大切な人にも掛けてあげられる人間になりたいですね。



【頑張りたいときに_自信が湧いてきて元気になれるお薬です_】

書籍:学年ビリのギャルが1年で偏差値40上げて慶應大学に現役合格した話

作家:坪田信貴

※予備知識:コロンブスの卵の話

アメリカ大陸を目指す船の中、船員からはあきらめモードが漂います。そんな時、コロンブスは言います。「だれかこの卵を立てられる者はいるか?」船員が様々な方法で試しますが、いっこうに立ちません。するとコロンブスは卵を手にとって底をグシャリと潰し、打ち立てたのでした。

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「タマゴが立たないって思い込んでたら、“タマゴを立ててみろ”って言われて、なかなか立たなかったらどうする?」

「あきらめるかな」

「そう。だからね、タマゴを立つってことを”知ってる”のが大事なの。つまりね…」

「さやかは、自分が慶應に受かるって知ってるよ。たぶんああちゃんも。だって坪田先生が知ってるんだから」

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私は、私が◯◯できると知っている。

この言葉は私のおまじないです。

自分を信じたいとき、頑張りたいとき、負けたくないとき、唱えてきました。

実際に私が立命館大学を受験するとき、高校の先生からは「この成績ではどの大学にも受からない」と言われていたのですが、「いやいや、私受かっちゃうからなあ。ゴールから逆算して今できることを行動に移そう」とポジティブなマインドに切り替えることができました。結果は5回中5回合格の全勝で、この言葉の力を実感した瞬間でした。

どうかこの言葉が、みなさんにも勇気をあたえてくれますように!



【素敵な絆を結びたくなったら_心がときめいて誰かを大切にしたくなるお薬です_】

書籍:シェーラ姫の冒険

作家:村山早紀

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「ねえ、ファリード。みんなわたしのことを、強いお姫さまだって言うわ。何にだって勝てる、怪力の、無敵のお姫さまだって。でも本当はそんなことない。目の前のファリードだって助けられないのよ。もし……もし、お母さまみたいにファリードが病気で死んじゃったら、わたし、どうしたらいいの?」

シェーラは涙をこぼしました。

「赤ちゃんの時に亡くなったお母さまのことはあまり覚えていない。思い出もないのにときどきいないことが悲しくなるわ。なのにファリードが死んじゃったら、いなくなったら。――赤ちゃんのときから、ファリードがいつもそばにいたのよ。思い出もいっぱいあるのよ。

こんなに怖いのに、何もできないの。わたし、わたしなんて大っ嫌い」

シェーラは大声で泣き出しました。ファリードはシェーラの肩をなでて言いました。

「ぼくは姫さまが大好きですよ。大好きだから、ぼくは死にません。

世界中の人が死んでしまっても、ぼくだけは姫さまのそばにいます。そばにいて姫さまを守ります。――守れなくても、あなたのそばにいます」

「本当に?」

「約束します」

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大切な人に大切だと伝えられることはどれだけ素敵なことでしょう。

児童文学はやさしい言葉でまっすぐに伝えてくれるので、愛とか、絆とか、ちょっと難しいものもすっと受け入れられる気がします。

底抜けに明るく飾らないで自分を表現するシェーラは永遠に私の憧れです。

みなさんも素直になりたいとき、誰かを大切にしたいとき、特別な絆を結びたいときはシェーラの力を借りてみてください。



【満ち足りた日々で暇を見つけたら_幸せなあなたがもっと幸せになるお薬です_】

書籍:すみれの花の砂糖づけ

作家:江國香織

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トム


なんとなくトムというかんじだ

と、おもったので

夫をトムとよんでみた

トムはよこめで私をみて

それやめて

というかおをした

でも トムというかんじだったので

私はなおも

トム といって

夫にぺたりと

くっついた

うちの

トム

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世界中の幸せをかき集めたら、この詩になるのではないでしょうか。

私はこの詩を読むといつもニコニコとしてしまいます。

やわらかく穏やかに寄り添う二人が浮かんで心があたたかくなる、ひだまりのような詩だなあと思います。

みなさんにも、幸せのお裾分けをするつもりで載せてみました。



いかがでしたか?

以上がうかプレゼンツの4つの処方箋、もとい私の好きなものでした。

お付き合いありがとうございました。


またお会いしましょう

ばいばーい!


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