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京都が誇る陰陽師・安倍晴明について語りませんか?

みなさん、こんにちは!

本を買いすぎて積む場所すらなくなってしまいました、うかです。


さて、今日は陰陽師・安倍晴明について記事を書きますよー!!


まず陰陽師について説明すると、陰陽師とは律令制の下で中務省の陰陽寮に属した官職の一つです。

陰陽師には二つの側面があります。一つは、中国伝来の陰陽五行説によって天体を観測し暦を作る科学者的側面。もう一つは、式盤を使って吉凶を占ったり式神を自由に操ったりする呪術師的な側面です。

飛鳥時代に始まって平安時代に最盛期を迎え、中・近世になると民間で祈祷・占術・厄払いや怨霊退散を行なっていたといいます。

有名な安倍晴明は平安中期の人物で、大きな才能を持つ人物だったといわれています。


そんな清明に関する話をいくつかご紹介しましょう。


① お母さんは狐!?

安倍晴明の母親は信太の森に住む妖狐だったと言われています。名は葛の葉(くずのは)。妖狐は人間に化けることができる霊力がある狐の妖怪です。ある時、葛の葉が人間から追われ逃げていたところを清明の父が保護。そのまま結婚し、清明が誕生したと言われています。清明が人より大きな力を持っていたのは、妖狐の血を引いているからかもしれません…


② 幼少期から見せた才能

清明は小さい頃から、鳥の話す言葉が分かったり人には見えない鬼の姿を見ることができたりしたといいます。古今物語集にはこんな逸話が残っています。『陰陽師の賀茂忠行のお供で出かけた時、清明は恐ろしい鬼たちが自分たちに向かってやってくるのに気が付きました。そこで牛車の中で寝ていた忠行を起こし、術を使って隠れることで一命を取り留めることができました。』賀茂忠行は陰陽道の基礎を築き大きく貢献した人物です。この出来事を機に清明を可愛がるようになり、持てる力の全てを使って清明に陰陽道の奥義を全て教え込んだそうです。


③ ライバルは蘆屋道満

正義の清明、悪の道満と言われライバルとして並べられた二人ですが、ある日帝の命により陰陽道で勝負をして負けた方が勝った方の弟子になるという約束をします。勝負の内容は、箱の中身を当てるというもの。先攻の道満は箱の中身をみかん15個と言い当てます。対して、後攻・清明はねずみ15匹と言います。清明の負けを残念に思いながら帝が箱を開けると出てきたのは、術でみかんがねずみに変えられたものでした。そのため、道満はライバル関係でありながら清明の弟子になりました。



ところで、安倍晴明と京都ってなにか関係があるの?と思った方もいらっしゃるかもしれません。

実は、京都には安倍晴明を祀る神社があるんです。

(京都以外にもありますが、ご愛嬌ということで…笑)


それを知ったのは、大学に入ってすぐのこと。

大学の友達に「清里(きよさと)」という女の子がいるのですが、初めて名前を聞いた時に「なんか安倍晴明っぽい名前だな?」と思いそのことを告げると「え!私、晴明神社で名付けてもらったの!」と驚いていました。

その時に「すぐそこにあるんだよ!」と言われて、安倍晴明の神社が京都にあることを知ったのです。

行ってみたいなあと思いつつ行けていないので、引っ越すタイミングで(うかは来年4月から社会人になるので京都を去ります)厄除けのお札をもらいに行こうかなあ…


さて、今日は陰陽師・安倍晴明についてご紹介しました。

清明に興味を持ったという方はぜひ、清明神社に行ってみてくださいね♩

アクセスと神社のURLを貼っておきます!


清明神社

URL: https://www.seimeijinja.jp/


★所在地

〒602-8222 京都市上京区晴明町806(堀川通一条上ル)

★参拝案内

・参拝時間

午前9:00〜午後5:00(無休、授与所は午後4:30まで)

・参拝料

なし

・駐車場

当神社の南隣にある駐車場(コインパーキング)が便利です


★お問い合わせ

・社務所 075-441-6460 (午前9:00~午後5:00)


★交通アクセス

 市バス

  JR 京都駅より

  9番「一条戻橋・晴明神社前」下車 徒歩すぐ

 阪急 烏丸駅、地下鉄 四条駅より

  12番「一条戻橋・晴明神社前」下車 徒歩すぐ

 京阪 三条駅より

  12・59番「堀川今出川」下車 徒歩約2分

 地下鉄

  今出川駅より徒歩約12分

 タクシー

  京都駅から約20分



与太話

今回、安倍晴明について書こうと思ったのはうかが陰陽師大好きだからです!

好きになったきっかけの本を3シリーズご紹介しておきますね。


★妖怪ナビ・ルナ

あらすじ:

幼い頃に両親に置き去りにされたルナは児童養護施設で暮らしていた。しかしある日、ルナと間違われて友人が妖怪にさらわれることに。追いかけたルナは深傷を負うが二人の妖怪に助けられ、自らの使命を知る。悪い妖怪を元いた世界に送り返す妖怪ナビゲーターとして旅に出ることを決意し…


★風の陰陽師

京の都で母を知らずに育った清明は、父の死後母を訪ねて信太の森へ向かう。そこには狐たちの不思議な世界が広がっていた。やがて陰陽道の修行を始め、童子から一人前の陰陽師として成長していく姿を描く。


★暗夜奇譚

時は平安時代。近衛に武官として勤め始めた15歳の夏樹は、ある日闇の中に立ち尽くす美しい少年と遭遇する。彼が指を差す先では、一体の馬頭鬼が踊っていて…。少年武官と美貌の陰陽師見習いが、宮中の怪異に挑む。


とにかくワクワクしたいなら、妖怪ナビ・ルナ。

清明について知りたいなら、風の陰陽師。

綺麗な絵と文章がお好みなら、暗夜奇譚。

どれもおすすめです!


今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!

ではまた11月のブログでお会いしましょう!

ばいばーい!!!!


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